バセドウ病

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に作られる状態である甲状腺機能亢進症を起こす代表的な病気です。眼の周りにある脂肪や、眼球を動かす筋肉や眼瞼を挙げる筋肉に炎症を起こします。炎症により眼球後方の脂肪が増えると眼が突出したりします(眼球突出)。甲状腺眼症は甲状腺機能が正常であっても起こります。内科治療でホルモン異常が治ると眼の合併症も治ると考えがちですが、実はそれは誤りです。甲状腺ホルモンと「眼の合併症」は別物で、それぞれの治療が必要です。

甲状腺ホルモンの分泌量が多くなることで以下のような症状が現れることがあります。

  • 甲状腺が腫れる
  • 眼が動かし難い・眼を動かすと痛い、突っ張る
  • 物が二つに見える
  • 眼が出てきた
  • 眼が見開いている・目が閉じにくい
  • まぶたが内向きになり、まつ毛が目に当たる

主な治療法


ステロイドパルス点滴療法は、外来にて点滴してフォローする治療法です。副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)の抗炎症効果を利用し、3日連続で点滴投与し、4日間休むサイクルを3回繰り返します。これにより迅速に炎症を抑え、次に放射線治療を行い、炎症の再発を防ぎます。

眼窩脂肪減圧術は、バセドウ病に伴う眼窩腫(眼窩の膨張)を改善するために行われます。手術では眼窩内の脂肪を取り除き、眼球の前方にかかる圧力を軽減し、視覚障害や眼球突出を軽減することが目的です。

ミュラー筋切除術は、眼球の後退や突出を抑制する手術です。眼球後退はバセドウ病による結果であり、この手術により上眼瞼の開閉が改善され、外見の美容的な改善が期待されます。

トリアムシノロン球後注射は、眼窩周囲における炎症の抑制と腫れの軽減を目的とした治療です。この注射は眼窩腫や眼瞼浮腫(まぶたの浮腫)を軽減し、視覚や外見への影響を最小限に抑えるのに役立ちます。

眼窩脂肪減圧術440,000円
ミュラー筋切除術 (眼球後退)220,000円
トリアムシノロン球後注射11,000円
※眼窩脂肪減圧術で同時に目のクマへの脂肪移植を行う場合は+220,000円となります。
笑気麻酔5,500円(税込)
リラックス麻酔11,000円(税込)
1時間以内の静脈麻酔33,000円 (税込) 
1時間以上かかる静脈麻酔 
(ハムラ等の下眼瞼術など) 
44,000円(税込) 
2時間以上の美容外科の静脈麻酔
(脂肪吸引、フェイスリフト等) 
66,000円 (税込) 
感染症対策22,000円 (税込)
ハイリスク患者、 術前血液検査 22,000円 (税込)

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